スナックを継ぎたい理由、継げる理由(後編)ー新卒、スナック継がせてください!#3

スナックを継ぎたい理由、継げる理由(後編)ー新卒、スナック継がせてください!#3

スナックの沼にはまってしまった女子大生、坂根千里。
国立・一橋大学に通い、思いがけずスナックと出会った彼女が、2022年2月の開業に向けて、迷いながらも奮闘するストーリーです。

プロフィール
坂根千里
一橋大学社会学部4年。3年前、国立で学生が運営する宿「ゲストハウスここたまや」を仲間とはじめる。傍ら、すぐ近くのスナックでチーママとしても働く。好きなアイドルは森高千里。

こんにちは。スナックの沼にはまってしまいました、坂根と申します。

ママにそそのかされて、スナックを継がないかと言われた私ですが、実は、それなりのビビり。
すぐに「その話、乗った!」とは、なりませんでした。

不安要素はたくさんありましたが大きな不安は三つ。
・物件を借りられるのか
・創業資金を確保できるか
・収入の見通しは立つのか
一つ一つ動いて、確かめるしか不安解消はできません。

物件はどうなのか?ー前経営者と不動産会社と三者面談をして

自分のやりたい事業内容を踏まえて、現ママの物件以外も検討していました。
しかし、不動産を訪ねて、学生の私が事業用物件を借りることはとても難しいことを当然知ります。
また、居抜き物件を探すため、事業の引継ぎ支援をしている施設にも問い合わせました。
しかしここでも、断念。スナックの業態を「引き継ぐ」と考えるオーナーは少なく、
相談に来ることもなくスケルトンにしてしまうことが多いことが理由です。

ママと坂根

一方、ママから店舗を引き継ぐということで、かなり好条件で話が進みました。
ママと不動産会社の方と三者で面談を行ったのですが、
23年間のママの事業実績で、事態が好転したことはいうまでもありません。

資金はどうするのか?ー東京都商工会の手厚いサポート

学生時代にお世話になっていた方にご紹介いただき、東京都商工会の存在を知りました。
現在、商工会の経営支援を受けており、助成金を複数紹介していただきました。
数多くある助成金の中から、若手や女性の創業、事業承継、商店街内創業など
自分が合いそうなものが意外とたくさんあることを知ります。

スナックカウンター

助成金申請に必要な事業計画も、何度もアドバイスいただきました。
この経営支援を受けていること自体が、信頼にもつながりました。

自分の生活費は?ー雇用していただきベーシックインカムを確保

一番自分が不安を抱えていたのは、自分の生活費。
挑戦したいこと・実現したいことはあれど、その前に自分の生活が維持できなくなるのでは?と漠然と不安を抱えていました。
大学時代から関わりのあった、けやき出版、食農関連の会社、webマーケティングの会社で
引き続きお世話になっています。

BALLHUBにて

雇っていただくことで、まず自分が生活するだけの生活費を確保できる見込みが立ち、
スナックで挑戦する決断に踏み出せました。
各社とも、学生時代に出会った会社です。
これから自分がどのような関わり方ができるか、相談に乗っていただいております。

***

振り返ると、不安を解消してくれたタネは二つあります。

1.学生時代の挑戦が、次の挑戦の足掛かりとなったこと
2.人脈・経験豊富な先輩方・機関にサポートいただいたこと

学生時代、国立市でゲストハウスを作ろうと仲間と奔走していました。
その時の挑戦で得た(わずかではありますが)経験や人脈で、
また新たな挑戦をするときに、ご支援をいただいたり人をさらに紹介していただいたりと
挑戦できるステップが増えたと実感します。

ゲストハウスは、4年前に地域の人を訪ねて、直談判したところから始まります。
学生のチャレンジを面白がっていただき、今も応援・協力をし続けてくださる。
そんな地域の方々の寛容さが、新しいチャレンジを生む基底になっていると実感するのです。

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スナック承継をする上でのもう一つ、自分が越えたい壁がありました。
それは「両親からの理解を得る」こと。
スナックを継ぐと言った当初、予想通り反対を受けた私は、どのように交渉をしたのか?

次回12月8日、またお会いしましょう!

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