1冊の1社 -スイベルアンドノット-

1冊の1社 -スイベルアンドノット-

1つの会社には、さまざまな物語があります。成り立ち、働く人、仕事をしていく上での想い。それは、単なる“募集要項”という条件だけでは伝わりません。その会社が生まれてから現在までのストーリーは、まるで1冊の本のようにドラマがぎっしりと詰まっています。多摩エリアで働く仲間を募集する“求人”を、これから一緒に働く仲間の視点を通してお伝えしていくのが、「1冊の1社」です。

スイベルは、想いをつなげる広告百貨店です。

株式会社スイベルアンドノットは、「吉祥寺・三鷹・武蔵境」エリアに多くのパートナーを持つ広告企画・制作会社です。2017年には創業支援施設『スタートアップカフェ武蔵境』をオープン、2018年には武蔵野市で初となる高架下3坪のビール醸造所『26K(ニーロクケー)ブルワリー』を立ち上げ、地域の魅力創出・発信に力を入れています。

プロフィール

遠藤 恵子
印刷会社での勤務を10年経て、2018年3月より株式会社スイベルアンドノットに入社。ディレクター兼スタートアップカフェ マネージャー。

スイベルアンドノットとの出会い

広告の企画制作、ビールの醸造や創業支援事業まで行うスイベルで求められるのは、何かの専門家になることではありません。

幅広い仕事に正面から向き合い、責任を持って進めていく力です。

実際、心が折れそうになることもあります(笑)。それくらい大変な仕事ばかりです。だけど、いつも「スイベルに入って良かった」と思っています。

──私がスイベルに入社したのは2018年。もともと都心の印刷会社で働いていました。

営業として外回りの仕事をしていましたが、子どもが生まれてからは、私の苦手な事務系の仕事ばかり頼まれるようになって……。また、西東京市に住んでいたので、通勤に往復2時間ほどかかっていました。

そこで近くで働ける会社を探していたところ、見つけたのがスイベルだったんです。自転車で行ける距離だし、子育てをしながらでも柔軟に働けそうな会社だと思い面接を受け、ワークショップディレクターという職種で採用になりました。

ワークショップ運営から広告企画の仕事に

スイベルが持つ施設に、ビール醸造所「26Kブルワリー」と、創業支援施設である「スタートアップカフェ」があります。スタートアップカフェでは、ワークショップや小規模セミナーを行う人たちに向けて、スペースをお貸ししています。私はその施設でワークショップディレクターとして、「こうやったらもっと集客できるよ」というようなアドバイスを行っていました。

それからいつの間にか広告の企画関連の仕事が増えていき、気づいた時には広告系がメインになっていて(笑)。スイベルでいう「広告」とは、ただパンフやWEBのデザインをするのではなく、そもそもの手段から考えるコンサルティングに近い仕事。

もともと私自身、広告や出版のような「人に伝える」仕事に興味があったので、とても楽しんでいました。スイベルは裁量も大きかったので、どんどん仕事にのめり込んでいきましたね。

いきなり2万人規模のイベントディレクションを担当

広告企画のお仕事としては、中央線に点在するビール醸造所が武蔵境に集まる「中央線ビールフェスティバル」のイベントなどが有名かと思います。ポスターやチラシのディレクション、イラストレーターの選定、Webでの広報をしていました。最近はイベント以外にもWebサイトをつくったり、行政案件など幅広い仕事を担当しています。

その中でも印象に残っているのが「中央線パンまつり」というイベントです。

中央線パンまつりは、2020年の2月に第1回目が開催されたのですが、私にとっても、イベントとして初めてディレクションを任された仕事でした。

中央線沿いのパン屋さんが集まる8日間のイベントで、当初は50店舗の参加を目標にしていましたが、なかなか出展者が集まらず、直前になっても20店舗程度。「このままじゃヤバい!」と、みんなに協力してもらいながら電話をかけまくりましたね。おかげでなんとか30店舗ほど集めることができました。

でもその頃から、新型コロナウイルスが日本でも広がり始めて……。

すごく苦労して準備してきたので、「中止になったらどうしよう」という気持ちでいっぱいでした。出展者の調整やクリエイティブ、会場であるビルのフロア掃除から装飾といった部分も含め、本当に隅々まで自分たちで準備をやっていたので、いろいろな想いが込み上げていましたね。

幸い、パンまつりはギリギリのタイミングで開催できました。ただ、「もし翌週だったら中止になっていたかも」という時期だったので、本当に運が良かったです。「努力が報われた!」と思いました。

ただそれは“振り返れば”の話で。やっている当時は、ただただつらかったです(笑)。

諦める勇気。頑張った分だけ、苦しい決断に

スイベルは非常に仕事の幅が広い会社です。その上、自分たちで全てを把握しながら進めることが原則です。

たとえば中央線ビールフェスティバルのようなビールのイベントをする場合、共催の関係先や醸造所との調整から、会場の準備、告知の制作物づくり、Webサイトのディレクションまでやります。またある時(東京でホップを育てよう!プロジェクト)は、ホップの畑を耕したり、肥料をまいたり、看板をつくったり、普通の広告会社では絶対やらないことまでやります。

さまざまなことをできて楽しい反面かなり忙しいので、常に背水の陣みたいな心持ちです(笑)。ただ幸いなことに、これまでは頑張った分だけ成果が出ているし、いつも心のどこかで楽しめているから、モチベーションも維持できているんだと思います。

むしろ、私が仕事をしていて一番つらいのは、諦めることなんです。

イベント開催直前の時期となると、予定外の事態で準備が間に合わなかったり、関係者との調整がうまくいかなかったりして、計画の一部に実現できないことが出てきます。もちろん全て予定通り実現できればベストですが、現実的にはなかなか難しい。

頑張って準備をしたものほど、諦める決断というのはつらいことです。しかし、自分の「やりたい」にこだわり続けていては、全体がうまく回らない。「あの時、あのようにしていれば良かったのに」と毎日100回以上後悔します。

自分で企画を立てるからこそ、そのような苦しい気持ちになりますが、気持ちの折り合いをつけていくことが良い仕事をする上で大切だと思っています。

また、大変な時を乗り越えるには、やはり仲間の存在が欠かせません。

つらい時やタスクが溢れてしまった時に1人で仕事を抱え込んでしまうと、結果的に処理しきれず、まわりにも大きな迷惑をかけてしまいます。責任感を持つべきことは当然ですが、困った時は仲間に相談することも大切です。

私の場合は一緒に働く平槇(ひらまき)にはもちろん、社長の見木(けんもく)にも相談します。相談というより、愚痴みたいなこともありますけど(笑)。

スイベルアンドノットらしい信頼関係

見木は親身になって聞いてくれますが、大抵は聞くだけ。相談をして「案件を巻き取ってくれたのかな」と思うと、数日後「あれどうなった?」と言われて、「え、やっぱり私がやらなきゃだったのか」と、よく焦ることがあります(笑)。

でも年に1回くらい「やっぱり社長なんだな」と感じる瞬間があるんです。
今年の春先に開催されたあるイベントの時のこと。当初、実施会場として公園を予定していましたが、イベント前日の夜から大雨になってしまいました。公園の地面は水が溜まり、とても会場として使えない状況に。開始の時間が迫りながらも、私とスタッフ、クライアントは「どうしよう……」と頭を抱えるばかりでした。

そんな時に見木が「高架下の場所に変更しましょう」と、即座に解決策を出し、決断を下してくれたんです。おかげで何をすべきかが定まって、すぐにみんなで対応し、無事にイベントを開催できました。

その時だけは、本当に見木のことが神様のように見えましたね(笑)。

ただそれは良い意味で、普段はそんなことないんです。任せてもらっているとも言えるし、放任されているとも言えますが(笑)。でも、だからこそ、自分で責任感を持つことと、「本当にピンチの時は助けてくれる」という安心感が両立するのかもしれません。

「スイベルで働きたい」と感じてくださった方へ

最近「働き方の多様性」について耳にする機会が多くあります。実際多くの人の働き方を大きく分類すると、年功序列でトップダウン型の会社、ずっと動きの激しいベンチャー気質の会社、もしくは1人でずっとリスクを背負う個人事業主として働くかの3種類に分けられるかと思います。どれも一長一短ですが、スイベルの働き方はいずれにも当てはまらない会社なんです。

見木が以前、「スイベルは、自由なところは自由。でも明確なルールがあり、ある程度の心理的な安全性が確保されていて、自分のやりたいことができる会社にしたい」と言っていました。

実際に働いていても、見木がそんな組織を目指していることを肌で感じます。

スイベルは提案する商品にも制限がなく、出勤時間や仕事の手順にも厳しくない会社です。でもそれぞれが自分なりに挑戦して、結果を出さなくてはいけません。自由な分だけ、自ら考えないといけないので苦労も多いですが、「結果を出すために頑張りたい」と思う人にとっては、成長できる環境が整っています。

また個人の裁量が大きいため、ただの一社員ではなく、経営者である見木と同じ目線で会社のことを考える経験ができるのも魅力ですね。

ここまでスイベルについてさまざまなお話をしましたが、会社選びで一番大切なのは、何をやるのかより、“誰とやるのか”だと思っています。

広告事業を展開している会社や地域密着の会社、裁量の大きい会社、ビールをつくる会社なら、世の中にはスイベル以外にもたくさんあります。ですが、見木や私たちがいて、スイベルの文化がある会社というのは他にありません。

私たちと一緒に、さまざまなことに挑戦していきたい方をお待ちしています。

募集内容

株式会社スイベルアンドノット

・募集職種:プロモーションディレクター
クライアントのニーズを拾い、最適なプロモーション施策を考え提案・実施する仕事です。自社サービスのプロモーションを担当する場合もあります。
・ 給与:月給20万円~(経験・年齢を考慮し、互いに相談の上決定します)
・雇用形態: 正社員・契約社員
・勤務時間:フルフレックスタイム制(実働8時間)
・休日 : 土日祝(イベント実施時には出勤となる場合があります)
・交通費 : 全額支給
・福利厚生:健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険、新作ビールのいち早い試飲★

スイベルアンドノット ホームページ

Photo : Sota Motonaga


※BALL.WEB MAGAZINEでの募集は終了いたしました。この企業・組織での募集が再度行われたときに、お知らせいたします。

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