大学生は、必ず企業に就職しなきゃいけないの?
そんな疑問を抱いたひとりの大学生が「シュウカツやめて、シュウカクしよう」を合言葉に、会議室での面接ではなく自然な場で学生と企業が出会える場をつくったマッチングイベント、「ミライセン」。
https://baaall.tokyo/works/miraisen/
8月2日(土)に行われた、野菜も出会いも豊作な当日の様子をレポートします!
国立市の谷保、国立インター近くの農園「くにたち はたけんぼ」に夕方16時近く、ぞくぞくと集まってくる大学生と大人たち。
従来の就活にとらわれない「新しい就活スタイル」の提案を目的に、地域の企業と就活生がありのままの姿で出会い・つながる場を創生することを目指して生まれたこのイベント。
会場に集まった全員がスーツでもなくカジュアルなスタイルで、相手の素性が分かるものは首からかけた名札のみ。イベント開始前から飲み物片手に談笑が始まっていました。
まずは今回の主催である、ミライセン代表の東京女子大学の重 果林菜(しげ かりな)さんと副代表の一橋大学の小沢 樹さんの挨拶から会はスタート。
この時期は夏休みのインターンや企業説明会に足繁く通う大学生に対して、就活することの意味を問う一石を投じたい思いの2人から、このイベント発案の経緯について熱い思いが語られました。
参加している大学生は、一橋大学や明星大学、亜細亜大学や東京農工大学などさまざまな大学・学部の3年生から4年生が中心に集まりました。
そして地域の企業側は、国立市の給排水衛生・空調設備工事のエキスパート「ニッポー設備株式会社」や、おしぼりレンタルを中心に現在は新規事業であるレストラン事業なども手掛ける「FSX株式会社」などの地元企業をはじめ、運送会社を中心に多摩エリアの物流業界を支える立川市の「つばさホールディングス株式会社」などの代表や人事・広報担当の方々が参加しました。
会が始まると、大学生と企業側は2つのグループに分かれてピザなどに使用する野菜の収穫班と焼き鳥などの調理班とで楽しく交流しながら作業に没頭。当日は程よい気候で和やかに会話が弾んでいました。
ある程度食材の準備が整った後は、テントの下で自己紹介タイム。採れたてのキュウリを片手に、ざっくばらんに大学生はどんな会社に興味があるのか、大人たちはどんな仕事をしているのかなど距離感の近い雰囲気でコミュニケーションを図ります。
ほくほくのジャガイモや、香ばしい焼き鳥を頬張りながらお腹も会話も満足げな参加者たち。
さらに食事をしながらフリートークは進み、グループごとにふせんを使って会話の中で生まれたアイデアや当日の感想をシェアする「ふせんタイム」も。
みんなで収穫した野菜を乗せたピザやソーセージなどをメインディッシュに、暗くなるまで話が尽きることはありませんでした。
まずはキックオフとなる第1回目が無事に開催された「ミライセン」。ただのマッチングで終わらず、企業体験ができるインターンなどにも今後つながる予定。
また次の動きが決まり次第、改めてお知らせいたします!