12月、ついに……
2019年8月から構想が始まったBALL.。
制作に関わっていただけるメンバーを集めるところから始まり、企画や内容を考え、新たな試みを手探りながら進めていました。さらに新型コロナウイルス感染流行の影響も受け、制作は終わったものの、書店での発売は難航。当初社内で予定していた4月の発売は遅れてしまいます。しかし関係者全員で「多摩をもっと盛り上げたい」という想いを持ち、必死に発表まで動いていきました。
そして今年6月、BALL. VOL.1が創刊。
BALL.は多摩エリアにある地域資源を「しごと」にする会社や人を特集することで、多摩のしごとを知り、また体験する機会を提供することで、多摩で働き、多摩で暮らす新しい働き方を発見することを目的とした情報誌です。VOL.1は「東京サバイバル 狩りと伐り」をテーマに、多摩の自然がいっぱいな1冊でした。
そんなBALL.ですが、現在新たな動きが始まっています。VOL.2のテーマは「新しい働き方」。多摩にまつわる100人に話を伺い、“これからの東京”を特集します。多摩で働く人から、学生、子どもまで、さまざまな人たちが登場。12月上旬に発売予定です。
現在は取材真っただ中で、多摩の各地を飛び回っています。今回はその中から、けやき出版のインターン生・杉井が訪問したエフエムたちかわさんでの取材の様子をお届けします。
顔がひきつる!エフエムたちかわさんでパーソナリティ体験
立川駅南口からすぐのGREEN SPRINGS内に、立川市のコミュニティFM「エフエムたちかわ」さんのサテライトスタジオがあります。まだ塗りたてのように白い壁、ガラス張りの先に見える植物や噴水。今回取材した番組Park Side Squareは、この綺麗なスタジオで放送が行われます。
Park Side Squareは平日17:00~19:00の生放送。曜日ごとにパーソナリティが異なり、落語家さんや声優さんなどが担当している、毎日特色のある番組です。
金曜日の夕方5時。軽快な音楽とともに、生放送が始まりました。金曜にパーソナリティを務めるのは、経済や金融に詳しい会社員のやなさん。
今回は、BALL. VOL.2の中で私杉井が、ラジオパーソナリティに密着する企画でした。ご存じの通りラジオパーソナリティは、ラジオで様々な情報をお届けするしごとです。でも「もっと詳しく教えて!」と言われると、私は、ちょっと……となってしまいます(皆様はそんなことないかもしれませんが)。今回は、そんな知っているようで知らないしごとに密着する企画でした。
私は窓の外から放送を見学していました。この日は、ゲストに当社けやき出版の代表、小崎が出演しており、BALL.の紹介も。
小崎とパーソナリティやなさんとのお話が18時に終わると、1曲洋楽が流れている間に、今度はブースの中に入って様子を見学します。スタジオに入れる経験はあまりないので、うきうきしていました。すると……
「Youも、出ちゃいなよ!」
エフエムたちかわスタッフの村井さんが放った突然の一言で、私も出演することに。
出演の機会をいただけたのは大変ありがたいことでしたが、私はそれまでラジオに出たことはありませんでしたし、台本もありません。曲が終わると、極度の緊張状態で初出演を果たしました。マイクに向かいながら、ちゃんと聞こえているか疑問に思いつつ、なんとか口を動かします。私は大学生なので、授業のことや多摩での過ごし方をやなさんに質問していただきました。「都心とも少し違うし、地方とも違う多摩って、ハイブリッドな感じで良いよね」という話をしました。
話し方は落ち着いているように装えていたものの、顔はひきつっていました。正直、緊張し過ぎて、何を言ったかよく覚えていないんです。なので、話の詳細は誌面にもあまり書けません。
でも、覚えていても書かなかったでしょう。実は、まだまだおもしろいお話がたくさん聞けたんです!曲出しとか、ネタ決めのこととか……知っているようで知らないしごとの話。読むと「ラジオっておもしろい!」と感じていただけると思っています。ぜひご期待ください!
現在制作中のBALL. VOL.2。次号は、けやき出版もお世話になっており、VOL.2の巻頭にも登場していただくセイタロウデザインの山崎晴太郎さんをはじめ、多摩に関わるたくさんの方々とともに、だれかにとって働きかたのヒントになる、そんな1冊にしていきます!
取材の様子は、BALL.のInstagramからもご覧いただけます!
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