整った通信環境があれば、日本全国・世界各国、どこでも仕事ができるようになってきた昨今。「仕事(Work)」と「休暇(Vacation)」を組み合わせた「ワーケーション」を実践する企業・個人も増え、言葉そのものも一般的に浸透してきました。
ワーケーションとは?
リゾート地や観光地など、普段とは異なる場所で働きながら休暇を取る新しい働き方がワーケーション。ノートパソコンやスマートフォンを使って場所にとらわれずに仕事をすることで、休暇の取得促進や従業員のモチベーション向上、地域経済への貢献などが期待されています。
そんな時代背景の中、東京都が積極的に取り組んでいるのが暮らし体験・空き家見学ツアーと地域交流ワーケーション体験ツアー事業。昨年度は、BALL.編集部がJTB東京多摩支店に協力する形でさまざまなツアーを立案。1年間をかけて、企業と地域の継続的な関係構築につなげるため、コワーキング施設などでの業務やミーティング、住民や地域企業との交流などを行うワーケーション体験ツアーを実施しました。
環境を変えることで新たなアイデアが生まれるかも!
昨年度は、檜原村、あきる野市、大島町、三宅村、新島村などで開催され、いずれも普段のオフィスにいるだけでは出会えない地域の方や一緒に参加した企業同士で交流が生まれ、新たな試みがスタートしたケースもありました。
多摩エリア「武蔵野市」×島しょ「式根島」のコラボビールが誕生!
https://baaall.tokyo/life/20250213/
今年は既に檜原村の第1回目と、新島村(新島・式根島)の募集は終了しましたが、12月初旬から中旬にかけて開催される大島町、檜原村、奥多摩町は、まだまだ参加企業を募集中。いずれも旅行代金(参加費)は無料。東京都の事業を活用して、社員への福利厚生の充実や従業員同士のチーム力の向上、経営陣の今後の事業を地域と絡めて行いたい…などの思いに寄り添うことができるので、地域に根ざした事業を行っている経営者の方は必見です!
12月3日(水)~12月5日(金)開催「大島町」
竹芝客船ターミナルから東海汽船ジェットフォイルに乗って約2時間で到着する大島町は、首都圏から最も近い伊豆諸島最大の島。火山と砂漠のある大自然にかこまれた環境で創造力を高めるワーケーションが可能です。ツアーでは、三原山トレッキングや古くからの産業である「椿」に関連した施設の見学、豊かな生態系などが学べる伊豆大島ジオパークの拠点施設「伊豆大島ミュージアム― ジオノス―」などを巡ります。


※申し込み締め切り:10月15日(水)予定
12月10日(水)~12月12日(金)開催「檜原村」
面積の約90%が森に囲まれている檜原村のツアーは、地域課題に向き合っている地元の方や移住者と交流をし、サステナビリティについて考える内容になっています。檜原村観光協会案内のもと村内を散策し、さまざまな施設を見学。2日目には村の特産品でもある「ゆず」狩りや、ゆずから生まれるプロダクトつくりを体験します。個人ワークを行う施設は、普段から地域と交流しながら創造的な働き方や生き方を探求している場所なので、きっと新たな気づきが生まれるはずです。


※申し込み締め切り:10月22日(水)
12月15日(月)~12月17日(水)開催「奥多摩町」
東京都の奥座敷である奥多摩町では、旧中学校の校舎をリノベーションした学び舎「OKUTAMA+(おくたまプラス)」を拠点に、冬場の観光PRをテーマに、地域のプロモーションについて考えるツアーを実施。日本初の森林セラピー専用ロード「香りの道・登計(とけ)トレイル」を歩いて自然を感じたり、沿線地域活性化を目的としたプロジェクトから生まれた宿泊施設「Satologue(サトローグ)」の施設見学を通じて地域資源を学んだうえで、新たな地域の価値を見出すヒントを見つけます。


※申し込み締め切り:10月27日(月)
溢れる自然環境であっても、まちそれぞれの特徴と地域性を活かした、個人ツアーでは体験することが難しい内容になっている「地域交流ワーケーション体験ツアー」。気になる方はぜひ、下記URLからチェックしてみてください!
地域交流ワーケーション体験ツアー
https://tokyo-tamashima-iju-fair-tour.metro.tokyo.lg.jp/workcation/
実は、BALL.編集部も、10月27日(月)~10月30日(木)と11月9日(日)~11月12日(水)の2回に分けて、新島村(新島・式根島)の地域交流ワーケーションに参加予定。
こちらの様子は後日レポートしますので、お楽しみに!
申し込みはこちらから▼
https://tokyo-tamashima-iju-fair-tour.metro.tokyo.lg.jp/workcation/