自宅がオリジナルのオフィスに変身! #1

自宅がオリジナルのオフィスに変身! #1

BALL.創刊号に連載予定、コンサルティング型収納空間プランナー「OASIS」の自宅改造計画連載第1回。
多摩エリアの情報集めに駆け回る「働きマン」編集者の自宅をリモートワークができる環境に!をミッションに、快適に仕事ができるスペースを作り出していく様子を紹介しています。

「あたしは仕事したなーって思って死にたい」。

私のバイブル漫画である安野モヨコ氏の『働きマン』のセリフより。
三度の飯より仕事が好き、編集Oと申します。
今回の大きな日本の緊急事態により、様々な環境の変化を余儀なくされている皆さん。
リモートワークがスタンダードな働き方になる中、

「家の中に仕事するスペースなんてないわ!」

と、声を大にして言いたい人も多いのでは?

寝ている以外は年中無休

な私としましては、リモートワークをやれと言われても、
自宅で快適に仕事をする環境を作るのは至難の技なのです。なぜって?

家にモノがあふれているから!

山積みすることにより、もはや形が崩れてしまっているバッグ。
並び方の季節感がまるでない、ルール無用の洋服。
さらに洋服掛けの下に無理やり突っ込んだソファの上に鎮座する、
またもやあふれているバッグ。

ワーカーホリックの私の生活は、昼は取材に駆け回り、会社に戻って編集作業を行い、夜はネットワークを広げるために様々なイベントに顔を出して深夜遅くに帰宅し、物を散乱させて翌朝また会社に行くという日々だった私。
突如会社からリモート勤務を命じられ、一体どこから手をつけていいのやら状態・・・。

2DKの我が城の中で、果たしてどこで仕事をするスペースを確保すればいいのでしょう?

と、明日のジョーばりに真っ白になってしまいそうなその瞬間、閃きました。

そうだ、押入れで働こう!

いえいえ、トチ狂ってはいません。至って正常です。
どちらかというと、ガッツリ仕事をしていないと正常さを保てないだけです(もはや異常)。

ないスペースの中で、思い出しました。「押入れ」という空間を。
あまり使っていない押入れの中を片づけてデスクにしちゃおう!と。
善は急げ。早速押入れの左側を開けてみると・・

目の前にハロゲンヒーター。
そして奥には同じ扇風機がなぜか2台。

注:我が家にはエアコンが2台ちゃんと付いてます。

無言でそっと扉を閉め、今度は右側を開けてみます・・・。

はい、ザ・生活用品。

・・・。スペースないじゃん。

開けた瞬間に雪崩が起きなかったことは不幸中の幸いですが、仕事をするスペースが生まれる予感はゼロ。これから私の人生にときめく出会いがある予感くらいゼロです。泣きたい。

困った私は考えました。

そうだ、プロに頼もう。

餅は餅屋。自分でイチから考えるよりも、百戦錬磨の収納のプロに助言を求めることにしました。

そう、掃除はルンバに頼めばいい。食器洗いは食洗機に任せればいい。洗濯はクリーニングに持っていけばいい。食事はテイクアウトに・・。以下エンドレス。

ってことで、本の在庫があふれるうちの会社を綺麗に収納し、レイアウト変更でお世話になった空間プランナーチームである「OASIS」に依頼することを決意。

徹夜明けには眩しくて直視できない笑顔が弾けるライフオーガナイザー川鍋さんに、助けを求めるLINEを送ったのでした。。

第2回に続く。