(写真 : 金剛の滝の入り口)
はじめまして。
今年2月に世田谷区から秋川渓谷のJR五日市線武蔵五日市駅近辺に引っ越してきました猟師見習いです。
参考までに、それ以外の生業としては写真・映像の制作・撮影などをしております。
都心から離れることに若干の不安はありましたが、基本的に都心よりも地方への出張が多いこともあり、こちらに引っ越してきたことによっての不便や不利益は特にありませんでした。
さて、唐突ですが、今回は狩猟の話でも撮影の話でもなく、特殊なハイキングコースの紹介です。
都心などからの日帰りハイキングを考えている人は、読んでみる価値があるかもしれませんし、ないかもしれません。
こちらに来てから、天気の良い日には来るべき11月からの猟期に向けて近隣の山を歩き動物の痕跡を探したりしていますが、あることに気がつきました。
このへんの山には全然人がいない。
普段TVの山番組の撮影などをさせていただいたりしておりますが、人気のあるメジャーな山は、だいたい「密」です。
そうです。
Social Distancing Hiking
今こそマイナーな山に行きましょう。
今回紹介するコース
JR五日市線 武蔵五日市駅→(バスも可)→
『小峰公園』→『金剛の滝』→『日向峰』→『沢戸橋』
→(バスも可)→駅に戻る
(逆回りもOK)
Social Distancing Level
小峰公園→金剛の滝 ☆☆☆
金剛の滝→日向峰→沢戸橋 ☆☆☆☆
(☆ 密 ☆☆ 普通 ☆☆☆ ほぼ会わない ☆☆☆☆ ほぼ誰もいない)
聞いたことがない名前が多いかもしれません。
それが良いのです。
ハイライトは、『金剛の滝』です。
体力的には、2カ所くらい急な登り下りが少しありますが、基本的になだらかな道です。
『小峰公園』から『沢戸橋』までのコースタイムは、のんびり歩いてざっくり2時間程度でしょうか(休憩含まず)。
土日祝日は、新宿駅から武蔵五日市駅まで「ホリデー快速あきがわ」という直通列車が出ていますが、このあたりは平日の方が圧倒的に人が少ないので、より密を避けたい人は平日にしましょう。
まずは武蔵五日市駅からバス(5分)or 徒歩(25分)で『小峰公園』へ行きましょう。
バスは、駅前の2番のりばです。
時刻表
小峰公園に着いたら、とりあえずこのマップ左上の「園内最高地点336m」というところを目指しましょう。
小峰公園マップ
336m地点に行くための最初の階段がちょっと急ですが、頑張りましょう。
ここが園内最高地点336mです。
特に魅力的な眺望などはありません。
標識や地図がありますので、それに従って「金剛の滝」を目指しましょう。
一般的に植林された杉ばかりの山は登山者にあまり人気がありませんが、このコースはまさにそれですね。
人の少ない大事な要素です。
この標識のところから、金剛の滝に寄り道するような形になります。
標識に従って階段を降りていきましょう。
なかなか急な下りです。
あとで登り返します。
おっと、坂を下り切ると、いきなり視界が開けて景色が一変しましたね。
今までずっと同じような写真ばかりでしたが、杉だらけの山道は一回終わり、やっと絵変わりしました。
ここから滝までの短い道のりは、若干テンション上がります。
因みにこのあたりは通常このような状態ですが、大雨の後には川になっていますのでお気をつけください。
水の音も聞こえてきて、金剛の滝まではあと一歩です。
(後編へ続く)
武田充弘
あきる野市在住
photographer , (株)東京ドローン 代表
昨シーズンより猟師見習いとなりました。
近年はNHK「にっぽん百名山」シリーズなど、山や自然を題材としたコンテンツに積極的に関わらせていただいております。
狩猟を題材とした写真作品やドキュメンタリー映像の製作準備中です。
東京ドローン http://tokyo-drone.com/
写真集「ガンジス」 http://www.tosei-sha.jp/TOSEI-NEW-HP/html/PUBLICATIONS/PHOTOBOOKS/j_ganges.html