5月30日(火)BALL.HUBたちかわにて、「捨てないアート」ワークショップを開催いたしました。
けやき出版発行の画文集『捨てないアート~セピア色の時間~』の著者・三井偉由さんに直々に作品の作り方を教えていただきました。
捨てないアートって?
“捨てない”アートとは、野菜や果物の皮を使って作るアート作品のこと。
野菜や果物の皮を、押し葉のような「押し皮」にしたものを切り貼りして絵を作ります。
いつもは捨てられてしまう皮が、思いがけないアートに変身するのです。
今回は三井さんに既に作っていただいた「押し皮」で、アート作品作りに挑戦しました。
「皮」選びが楽しい!
「こうしなきゃいけない、お手本通りのこの皮を使わなきゃいけないということはないので、自由に楽しみながら作っていきましょう」と三井さん。
まずは作品を作るにあたって、下描きを描いていきます。
普段なかなか絵を描くこともないので新鮮です、と参加者の皆さんは早速楽しまれていました。
下絵が描けたら、次に作品に使う皮を選びます。
「メロンの皮が特徴的だから使ってみたくて!」
「先生、魚の目は何の皮がおすすめですか?」と会話が弾みます。
どの皮を使うか考えるこの時間が、今回のアート作りの醍醐味。
皮を選んだら、下絵を切り抜いた紙に沿って丁寧に皮を切っていきます。
選ぶ皮・切る部分・表か裏かによって、表情や立体感が変わってくるのが面白く、普段何気なく剥いて捨てていた皮の奥深いこと……!
個人的な“推し”の押し皮は、地面や水面にも背景を装飾するのにも適任でありながら、どの作品とも馴染んでくれる「長ネギ」です。
オリジナルの「捨てないアート」が完成
皮を切り終わったら、バランスを考えながら台紙に貼っていき、貼り終わった後に10分ほど重しをしていよいよ完成!
「初めて野菜の皮を使った作品を作りましたが、発想が素晴らしいですね。押し皮を少しいただいたので、家でもやってみます」
「皮の色が時間が経つと変わっていくみたいなので、家に飾って変化を楽しみたいと思います」
と、参加者の皆さんからも嬉しい感想をいただきました。
今回のワークショップが何かの創作のきっかけになれば嬉しく思います。
改めて、ご参加いただいた皆さま誠にありがとうございました。
身近なものや道具で簡単に作ることができる「捨てないアート」は絵手紙や、夏休みの自由工作にもぴったり。
押し皮の作り方や貼り絵の手順が分かる『捨てないアート~セピア色の時間~』を読んで、ぜひあなただけのオリジナル作品を作ってみてはいかがでしょうか。