東京都が行なっている、住民や地域企業との交流を生むワーケーション体験ツアー。前回のリポートに引き続き11月9日から12日まで、2回目のツアーに1泊2日で参加してきた様子をBALL.編集長・オザキがお届けします!
新島・式根島2つの島をめぐる旅!
「東京の島」と聞くと、どこを思い出しますか?
我々BALL.がおすすめする多摩エリアも東京ですが、“島嶼(とうしょ)”と呼ばれる東京都の島は伊豆諸島の9島(大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島)と小笠原諸島の2島(父島、母島)の全部で11島もあるんです。
多摩エリアには川も湖もありますが、残念ながら海がない!ということで、多摩(立川)から新島へ出発!

調布飛行場からなら新島へは40分ほどで着いてしまいますが、今回は船の旅。竹芝客船ターミナルに集合し、出発したのは夜の22時。次の日の朝、8時ごろ新島に到着するまでは船体の一部になり(限りなく体を横にして船酔いを防ぎながら)静かに時を過ごします。

そしてまずは新島に到着!
新島市役所の職員の方という心強いスーパーアドバイザーに運転手をしていただきながら、おすすめ立ち寄りスポットを回っていきます。
夏はインスタがこのスポットの記念撮影だらけになる、「羽状浦海岸」へ。
強風で髪がスーパーサイヤ人になりながらも、お天気が良く何だか空気も美味しく感じます。


地元の方ならではの裏道を使いながら、「十三社神社」でお参りをしたり、新島のフリーマガジン「にいじまぐ」を制作しているOIGIE(オイギー)さんにも会いに行きました。

可愛らしい古民家を改装したオフィス兼ショップは新島の名産品で埋めつくされながら、クリエイティブな関係者の皆さんのセンスが光ります。

スタッフへのお土産はもちろん、自分用のアクセサリーなども爆買い!カードが使えたので調子に乗りました。ピアスやリングは日常使いにピッタリでヘビロテ中。

オイギーの皆さんと、地域密着のローカルメディアとしての悩みや地元の方々との関係性、収益性など同じ悩みで意気投合!多摩と島のコラボについてもアイデアを共有しました。大変さは、どこのエリアも変わらないのだなあと共感しまくりでした。。
新島OIGIE WEBサイト
「にいじまぐ」WEBマガジン

その後は新しく新島にできる東京都の交流拠点施設を視察させていただいたり、「新島ガラスアートセンター」で作品作りを見学したりと盛りだくさん。

作る工程を拝見すると、繊細な作業の積み重ねや熱さとの戦い、職人の皆さんへのリスペクトで関係者一同、もれなくリンゴの置き物をレジに運んでおりました。もちろん我が家に今もディスプレイされております。

新島ガラスアートセンター
そしてそのまま新島から連絡船にしきにて式根島へ移動。移動中はまたもやスーパーサイヤ人へと変身を遂げますが、もはや何も気にならなくなってきます。強風、いや爆風と共に過ごすのが醍醐味です。

式根島に到着してすぐ、夏はたくさんの人で賑わう「泊海水浴場」へ。透明度が高く、緑がかった海の美しさに言葉を失います。この時期だからこその、静かな時間を過ごすことができます。

次に長い階段を登り、「神引展望台」へ。日頃の運動不足がたたり、頂上に着く頃には呼吸困難に。水分補給をして呼吸を整えながら、ピラティスに通って体幹を鍛えることを心に誓いました。
ここからは写真がないのは、なぜなら資料作りに邁進したから!!
式根島のゲストハウス「ひだぶん」に泊まり、新島・式根島の皆さんと美味しい島焼酎と持参した多摩の地酒を堪能しながら、たっぷりと交流させていただきました。
島ならではの課題や、今後の野望など皆さん島愛が強い!
今回の本来の目的、ワーケーションを通して「新島・式根島のPR戦略」を考えるために部屋にこもって資料作成。この期間に見学したスポット、ヒアリングさせていたいただいた関係者の皆さんのご意見を元に、プロポーザルに臨むごとく大量なパワポ資料を作り上げました。
最終日のプレゼンの前に、早朝は温泉で心を整えます。
式根島にある3つの海中温泉のうち、「松が下雅湯」へ。混浴のため水着を着用しつつ海と空を眺めながらの入浴は、最高以外の言葉がありません。

温泉効果もあり、プレゼンも無事成功。島の皆さんからも実現に向けての嬉しいお言葉もたくさんいただきました。ぜひ来年度、多摩と島をつなぐ事業を形にしたいと思います!

船に乗り込み、島から離れるまでずっと島の皆さんは手を振り続けてくれました。「また来るね!」と固く約束したと思ったら、早々に来年1月末、式根島観光協会の皆さんから観光向けPRの講演会の依頼が届きました。(やったー!)
次こそ温泉制覇を目指し、再び新島と式根島に旅立ちます。
今後のBALL.と島の動きは、随時WEBマガでお伝えしていきますのでお楽しみに!


