2024年の秋、稲城市に新たなお土産が誕生しました。その名も「稲城の昔ばなしまんじゅう」。
稲城の豊かな歴史や文化を背景にしたこの商品、地域の魅力を最大限に引き出すために、けやき出版がパッケージデザインを手掛けさせていただきました。今回は、この「昔ばなしまんじゅう」の魅力をデザインに込めた思いとともにご紹介します。
稲城といえば?
稲城市は多摩エリアの南部に位置するまち。南側には多摩川に並行して標高約45〜80メートルのなだらかな多摩丘陵が広がります。
稲城と聞いて、あなたは何を思い浮かべるでしょうか?
梨やぶどうの産地、家族連れでにぎわうよみうりランド、サッカーJリーグ・東京ヴェルディのホームタウンとしても知られています。稲城長沼駅前にある1/5サイズのガンダム像をご存じの方も多いかもしれません。
しかし今回注目するのは、稲城のもう一つの顔である「昔ばなし」の世界。稲城には地域に根ざした数多くの昔ばなしが伝わっており、その物語が地域の文化を色濃く反映しています。
稲城の魅力を伝えるデザイン
今回ご依頼をいただいた稲城市観光協会の皆さまからは、この昔ばなしの魅力をもっと多くの方々に伝えたい、そして市民の方が市外へのお土産に選んでくれるような、稲城の魅力が詰まったパッケージにしたいという熱い思いを伺いました。(その思いを受け、使命感に心が湧くデザイナーH)
どうすれば昔ばなしの歴史ある世界観がしっかりと伝わり、現代のお土産としても魅力的に見せられるのか、細部まで試行錯誤を重ねました。そして観光協会の方々と意見を交換しながら、稲城の魅力を引き出すデザインに仕上げることができました。
物語性を感じてもらえるよう、登場人物や風景の描き方にこだわりました。
掛け紙には昔ばなしの登場人物とともに稲城の象徴となるモチーフ(市の鳥「チョウゲンボウ」、市の花「梨」、市の木「イチョウ」、多摩川の景色など)がふんだんに散りばめられ、見る人を楽しませるとともに、稲城の歴史や文化に触れることができます。
老舗和菓子店の味
「昔ばなしまんじゅう」の中身は、老舗の和菓子店「青木屋」さんとのコラボレーションによって作られたミルクバター饅頭。青木屋さんのこだわりが詰まったおまんじゅうは、ほんのりオレンジ風味がさわやかで上品な甘さ、どこか懐かしさを感じさせる味わいです。
食べて終わりじゃない楽しさ
掛け紙の裏面には、稲城市の地図とともに昔ばなしのスポットが紹介されています。QRコードからアクセスするとYouTubeで昔ばなしのストーリーを聴くこともでき、地域の歴史や伝承を知りながら食べる楽しさが広がります。
さらに中には、代表的な昔ばなし3話の巻き物風ミニ絵本がついています。掛け紙と併せて、捨てずにゆっくりと時間をかけて読んでみたくなるアイテムです。
「稲城の昔ばなしまんじゅう」を購入できる「いなぎ発信基地ペアテラス」では、購入時に特典として稲城のイメージキャラクター「稲城なしのすけ」のリボンシールまたは特製の「稲城シール」を選ぶことができます。(稲城シールもけやき出社がデザインしました!)
稲城市のお土産として、ご自宅用に、ぜひご利用ください。
■ 商品概要
販売場所:イベント出店時の稲城市観光協会ブース、
いなぎ発信基地ペアテラス(東京都稲城市東長沼516‐2)など
販売価格:1箱4個入り1,200円(税込)
製 造:株式会社 青木屋
稲城市観光協会Webサイトはこちら
けやき出版ではこのように、書籍や冊子の制作だけでなく独自の魅力を引き出した唯一無二のパッケージデザインも承っております。お気軽にご相談ください!