中央大学多摩キャンパスに大学施設棟「中央大学多摩キャンパス学部共通棟(仮称)」が建設されることになりました。
設計施工主は竹中工務店、2019年12月から着工を始め、2021年1月の完成を目指して、現在は着々と建設が進められています。
大学生たちの新しい学びの場となるキャンパスの原木を切りに、東京都・青梅市まで行ってくることにしました。
自分たちのキャンパスになる木を切りに行く
現場に到着。空気が冷たくてマイナスイオンたっぷりの中、真っ直ぐに上をむいて生える木々が多数広がっています。
熟練の腕を持つ木こりの方たちが、木の伐採について丁寧にレクチャーしてくださいます
木株でレクチャーです。チェンソーで切り込みを入れた後に、切り込み部分に刃を入れて切り倒していきます。
この切り込みの方向には、絶対に立たないようにとのこと。
木の倒れる方向はもちろんのこと、どの方向に倒れるかわからないため、周辺に立つ時は特に注意が必要とのことでした。
中央大学生が実際に伐採
ここから本番です!
学生たちが一人ひとり、のこぎりを持って木に切り込みを入れていきます。
全員が木に切り込みを入れたあと、木こりの方がチェンソーで切り倒していきます。ブウィィィーン!とけたたましい音を立てています。
最後は、木にくくりつけたロープをみんなで引っ張ります。
さすがプロのなせる技!その倒れる方角はとても緻密に計算されています。
メリメリ〜ッ!と音を立てながら、大きな木が倒れていきました。
自分のキャンパスの元になる木を伐採した後は、みんなの笑顔がとてもさわやかに!事故が起きることもなく、無事に伐採することができました。
切り落とした木に多摩産材の証である「多」のスタンプを押印。これがなかなか難しい・・。
くっきりと刻まれるまで、何度も押印を繰り返しておりました。
最後は多摩の森の一部を記念に持ち帰ることに。やりきった後の笑顔はとてもさわやかでした。
2020年3月末の学部共通棟の様子
こちらが実際に建設中の学部共通棟。まだ1年弱あるため、天井部分に多摩産材が取り入れられる時期はまだまだ先になることでしょう。
吹き抜けの天井がある大空間が取り入れられる予定で、多摩の素晴らしい木々で作られたキャンパスなら、気分一新、多くのことが学べることでしょう。
『BALL.』の紙面でも、今回の原木伐採体験は掲載しておりますので、ぜひご覧くださいね。