武蔵野市で3坪の超小規模ビール醸造所「26K BREWERY(ニーロクケー ブルワリー)」を手掛けるスイベルアンドノットが新しい試みの店を新しいエリアでつくるという話を聞いたのが昨年冬のこと。
いつだ?どこだ?と待ちわびていた醸造所「YUMEGAOKA SUNDAY BREWING(ユメガオカ サンデーブルーイング)」が遂にオープンしました!
場所は多摩エリアのお隣・神奈川県横浜市。JR・小田急線町田駅から小田急江ノ島線湘南台駅へ行き相鉄線に乗り換えて1駅、相鉄線ゆめが丘駅直結に誕生した大型商業施設「YUMEGAOKA SOTATOS(ゆめが丘ソラトス)」1階です。
「YUMEGAOKA SUNDAY BREWING」の前にはベーカリー「gout gout YUMEGAOKA(グーグー ユメガオカ)」があり、こちらは地元で人気の石窯ベーカリー&レストラン「ファールニエンテ」が運営しています。そう、この2店舗はスイベルアンドノットとファールニエンテの協働でオープンしたのです。
なぜパンとビールの協働なのか?
それは、コンセプトが“パンの研究室”だから。
ベーカリーではクラフトビール製造とホップ育成のノウハウを活かしてビールの原料であるホップを使った酵母「ホップス種」を使ったオリジナルパンを製造したり、ビール醸造の際に発生する麦芽かすを使用したパンの開発をしたり。
ブルワリーでは廃棄パンを使用して作る酵母からビールを醸造するなど、パンづくり・ビールづくりそれぞれのノウハウや廃棄物の利活用を資源として、お互いの商品開発に活かすという、まさにパンとビールの循環を生んでいる新しい試みなのです。
この日「YUMEGAOKA SUNDAY BREWING」に並んでいたのは10種類のクラフトビールと1種類のノンアルコールソーダ(1種類は売り切れ中!残念!)。
ビールはレギュラーサイズ(650円)とラージサイズ(900円)、そして好きな4種類を組み合わせられる飲み比べセット「フライト」(1,350円)から選ぶスタイル。
酒場好き編集部タムラが選んだのはメニューにあったら欠かせないIPA!
【IPA(アイピーエー)】…ビールの原材料のひとつ「ホップ」を大量に使用して作るビールのこと。正式名称は「India Pale Ale(インディア・ペールエール)」。
ビールを堪能した後は館内を一通りぐるっと見学。
相鉄アーバンクリエイツと相鉄ビルマネジメントが周辺のマンションや総合病院の建設と合わせて手がけた「YUMEGAOKA SOTATOS」は、地上3階建の建物に127店舗が揃う「ソラトス1」、ヤマダデンキが入る「ソラトス2」、ゆめが丘駅高架下に店舗や広場スペースが設けられた「ソラトス3」から構成されていて、3階まで吹き抜けになっている「ソラトス1」には自然光が降り注ぎ、館内にいるのにまるでピクニック気分のように過ごせる空間になっていました。
3面ワイドビューシアター「ScreenX」で鑑賞できる「109シネマズ」などのエンタメ施設のほか神奈川県産の野菜や果物などを販売する「YYYard(ヤード)」などローカルならではの店舗もあり、遊びも買い物も満足できる施設「YUMEGAOKA SOTATOS」。
たまには多摩エリアからちょっと飛び出して、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
YUMEGAOKA SOTATOS
https://www.yumegaoka-soratos.com/