猛暑日の暑さに負けないほどの地域愛が弾ける、立川の夏の風物詩である「立川諏訪神社例大祭」が8月22日(金)~24日(日)に行われました。
立川駅から諏訪神社へ続く立川南口・諏訪通りを中心に勇壮な神輿や山車が練り歩き、山車の競り合いやお囃子競り合い、民謡流しなどが披露され、また、諏訪神社境内では奉納相撲や獅子舞、龍神太鼓の演奏などが執り行われ、1200年以上続く歴史ある祭りがまちに一体感を与え、地域を盛り上げました。
BALL.編集部メンバーは本社がある地区「柴中会」の一員として、笠井紙店など地域の商店から法被をお借りし、8月23日(土)に神輿を担ぎました。
地域の人々が時間をかけて大切にして来た文化に触れることのできる嬉しさ、これからも立川南口の一員として地域を盛り上げていく思いを胸にして担がせていただいた神輿の美しさ、そして何よりも大勢が力と息を合わせ、声を掛け合いながら諏訪神社を目指すことの楽しさと言ったら!
神輿を鼓舞する威勢の良い掛け声や、ベテラン勢が繰り出す独自の足さばき(狭い歩幅で小刻みに前進しながら、かかとを浮かせたつま先着地のステップは膝や足への負担を軽減し、怪我の防止になるのだとか!)に圧倒されながらも、メンバー一丸となって支え合う姿に力づけられ、まちを練り歩きました。
諏訪神社に向かう途中、違う地区の神輿に遭遇。より力強い掛け声と共に競り合うことは、無病息災を願う勇壮な神事なのだそうです。
炎天下の中での練り歩きで体調を崩さぬよう、神輿の後には水分補給を行う「命水処」のリヤカーが続き、地域の方が水しぶきを浴びせて担ぎ手の身体をクールダウンさせてくれるなど、神輿の歩みを進めるには、まわりの方々のサポートが欠かせないいうことも実感。
こうして到着した諏訪神社。1巡目のラストは鳥居をくぐって露店が並び賑わいを見せる参道を抜けて本殿前へ。
それぞれの地区から集まった神輿が一堂に並ぶ境内では、日頃の神の加護に感謝すると共に、子孫繁栄、五穀豊穣、無病息災などを祈願するお祓いを受けて、再び地区へと戻っていきました。
立川南口の夏の終わりを彩る一大行事「諏訪神社例大祭」。これからも地域の一員としてまちのイベントに参加をすることで、改めて地域の魅力や歴史に触れて、実体験をすることで、多摩エリアの魅力を広く伝えていきたいと思います!