聖蹟桜ヶ丘でリバーSUP!?  多摩川河川敷の新たな活用、その社会実験に密着ッ!

聖蹟桜ヶ丘でリバーSUP!? 多摩川河川敷の新たな活用、その社会実験に密着ッ!

地域の資源をみんなで活かす。こんな想いのもと、多摩市と「聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり協議会」が主催し、聖蹟桜ヶ丘エリアの多摩川河川敷の”新たな活用”に向けた社会実験がスタートしたという情報をキャッチ! 聞けば、「水辺でマルシェ」や「アウトドアオフィス」など、河川敷を活用した”さまざまなアウトドア体験”を実施中(10月5日〜11月27日)とのこと。そのプログラムのひとつ、「リバーSUP」にBALL.編集部が密着ーッ!!

リバーSUPで“多摩川と遊ぶ”!

10月16日、日曜日。京王線・聖蹟桜ヶ丘駅を降り、数分歩いて到着したのは多摩川河川敷(一ノ宮公園付近)。心地よい初秋の風を感じながら、ゆったり流れる多摩川を眺めていると、自然と気分も上々になってくる。時刻は午前9時45分、間もなくリバーSUPが始まるとあって、河川敷を散歩する人たちも興味津々のご様子――。

「皆さん、おはようございます! 本日はリバーSUP体験のお申し込み、ありがとうございます。川の流れを感じながら自然と一体になれるリバーSUP、サイコーですよ。“基本のキ”の体得は実地あるのみ。心配は無用です。一緒に多摩川で遊びましょう!」

 

こんな風に話すのはリバーSUPガイドの平良尚裕さん。多摩川上流青梅市御岳から東京湾羽田まで多摩川80kmをSUPで下る“日本一長いSUPダウンリバーレース”として知られる「ULTRA T80」に出場する現役のアスリートだ。平良さんの凛々しい表情をみるにつけ、本日の参加者も安心しているよう。

1日2回行われるリバーSUP体験、その10時スタートの部に参加したのは5人。親子で参加、カップルで参加といった風に、その顔ぶれはさまざまで皆さん、事前予約で集まった“近場に住む人たち”だ。

ちなみにSUPとはスタンド・アップ・パドルボートのこと。サーフィンの原型とされ、波の静かな海で見かけたことのある人、少なくないのでは? リバーSUPとはその言葉どおり、川で行うSUPのことで、ボードの上に立ってパドルを漕ぎ、川の上で楽しんじゃおうという“人気沸騰中”のウォータースポーツ! 言葉を変えるなら、多摩川の水面でお散歩! 本日はその体験コースというわけだ。

 

体験コースが始まると、まずはガイドの平良さんによる説明タイム。「パドルは自分の身長に合わせて長さを調整しましょう」「パドルは左に漕ぐと右に曲がり、右に漕ぐと左に曲がります」「パドルは後ろから前に漕ぐとブレーキの役割があって、漕いだ方向と同じ方向に曲がります」「パドルを漕いで水の重みを感じたら“水との関係”が深まっていると心得ましょう」……平良さんの丁寧な説明が続く。

 

河辺に向かう途中、「わ、地面にクルミが落ちてますよ。帰りに拾って帰ってくださいね。僕、クルミが好きなんです。おいしいですよ〜」

こんな風に平良さんが話すと、少し緊張した面持ちの参加者5人がニッコリ。いいなぁ、羨ましい……こう感じていたのはBALL.編集部だけではなく、散歩中に通りかかった地元ギャラリーの方たちも同じだったハズ。かくして1時間、聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩数分という“まちの日常”の延長にあるリバーSUPは始まるのだった。

 

参加者の皆さん、着水して10分も経たずに多摩川をスイスイ。途中、“基本のキ”の最初の難関、スイープ(旋回)の練習の際に川にドボンした人が2人いたけれど、そのふたりも楽しそうなご様子。写真を見てもらうと、リバーSUPの楽しさのワケはご想像いただけるハズ。うぅ…羨ましいー!!

 

 

 

 

1時間の体験が終わり、再び岸辺に戻ると、皆さんご満悦の様子。

「ちょー楽しかったです。リバーSUP、ハマる予感です!」

「普段、身近にある多摩川を今まで見たことのない場所から眺められるなんてステキ!」

「途中、みんなでボードの上に寝そべった時間がハイライトでした!」

レッスン終了後、こんな参加者の声を聞くにつけ、「これが社会実験? サイコーすぎ!」と思う、BALL.編集部なのでした。

 

居心地のよい水辺づくりを目指して

いま、多摩市と「聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり協議会」が主催となり、多摩川を利活用した“まちの魅力づくり”と“賑わいのある河川空間づくり”を目指し、聖蹟桜ヶ丘の多摩川河川敷(一ノ宮公園付近)で実施しているのが「聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり」、その社会実験だ。

ちなみに「聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり協議会」のメンバーは、地域の自治会や団体、京王電鉄を含む周辺事業者とのこと。2020年3月、多摩市を推進主体とした「聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり計画」が国土交通省で登録されたことをきっかけに、地域住人や事業者と多摩川河川敷の有効活用について意見交換を実施した後、今年8月29日に発足したそう。

10月5日にスタートした今回の社会実験、聞けば 今年11月27日まで続くそうで、今後は「川の防災教室」(10月19日)、「アウトドアオフィス&焚火体験」(10月22日&11月9日)、「リバーサイドヨガ」(10月26日&11月2日&11月19日)、「キッチンカー&青空ワークショップ」(10月30日)、「かわあるき」(11月6日)、「ドッグラン」(11月13日&11月14日)、「デイキャンプ&キッチンカー」(11月23日)、そして最終日には地域の人が出店者となり水辺でマルシェを開催する「水辺でマルシェ」(11月27日)をリバーSUPと同じ、聖蹟桜ヶ丘の多摩川河川敷(一ノ宮公園付近)で実施する予定だ。

 

居心地のよい水辺づくりを目指して。こんなキャッチフレーズを聞くにつけ、地域の「顔」、そして「誇り」となる水辺空間の形成を目指す「聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり」の社会実験にBALL.編集部的にも興味津々。今後もこちら「TAMA LIFE」でその続報をお伝えしていくとしましょう!

ちなみに社会実験の最終日、11月27日に行う「水辺でマルシェ」の出店・出演者を絶賛募集中とのこと!

出店公募型のこちらの募集締め切りは10月17日、物販やワークショップ、パフォーマンスなど、出店・出演したい人はふるって応募してみては? ブース出店14ブース、パフォーマンス10組程度を募集中で、募集要項は以下です。

https://note.com/mizbering_ss/n/ne60a618646c9

 

深まる秋に向け、続々行われる「聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり」の社会実験。水辺とまちが一体となった景観、にぎわい、新しい水辺と社会の関係を生み出すムーブメントに乞うご期待!

 

以上、“水辺LOVE”なBALL.編集部からのリポートでした!!

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聖蹟桜ヶ丘かわまちづくり

https://note.com/mizbering_ss/

https://www.mlit.go.jp/river/kankyo/main/kankyou/machizukuri/map/kanto/832180.html

https://www.keio.co.jp/news/update/news_release/news_release2022/nr20220916_tamagawa.pdf

 

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