今年の夏は軽くて飲みやすい、でもしっかり香る“日本酒ソーダ”はいかが?

今年の夏は軽くて飲みやすい、でもしっかり香る“日本酒ソーダ”はいかが?

暑い日が続く毎日。お酒を飲むシーンでは爽快感を求めて「まずはビール!」や「ハイボール!」という人も多いのでは?

そんな一口目にスッキリしたい人におすすめなのが7月13日(土)に発売になったソーダ割り推奨日本酒“日本酒ソーダ”。

 

デザインが統一された色違いのラベルをつけた「ソーダ割り推奨日本酒」。1本1800ml、アルコール度数15%、希望小売価格2,000円。

こちらは福生市の「嘉泉」田村酒造場と「多満自慢」石川酒造、青梅市の「澤乃井」小澤酒造の3蔵による共同企画。

各酒蔵が自社銘柄の中から炭酸水で割ることを前提に幾度にもわたって試飲や割合をテストし、「嘉泉上撰」「多満自慢上撰」「澤乃井五段仕込」を選んで商品化したもの。

先日、開かれたお披露目会では3蔵の代表取締役社長がそれぞれ次のようにコメントしました。

 

田村酒造場 田村 半十郎さん

「お酒は食べ物とのペアリングが基本で料理が前面・お酒は後ろに控える存在だと思っています。近年ハイボールなど強炭酸水で割るお酒が流行っていますが料理を引き立てるお酒、料理の味を壊さないお酒としては日本酒のソーダ割が炭酸割の中では一番優れているのでは?と思い、その魅力を紹介したいという想いから実現しました。日本酒の場合は氷や水で薄めるのはやってはいけないことだと多くの人が思っていると思いますが、自分はそうは思いません。コース料理の序盤に出てくるお刺身など味の薄いものはビールやカシスサワーよりも日本酒がよく合う。日本酒ソーダはすっきり飲みやすいので味の濃いものや揚げものでも十分ペアリングできる。若者だけではなくさまざまなお酒を嗜む中高年にも味わってほしいです」

https://www.seishu-kasen.com/

 

小澤酒造 小澤 幹夫さん

「田村さんの熱い想いを度々聞かされて本企画に手を挙げました。自分自身も最初の一杯は炭酸系で喉を潤したいと思い、ビールを飲みながら御造りなど淡泊なものを合わせていましたが、実は違和感もありました。料理に合わせてお酒を飲みたいけれど喉は潤したい。そんな矛盾を感じていたので今回の日本酒ソーダは御造りをいただきながら喉を潤し爽やかに飲みたいという想いを満たしてくれるものだと思います。日本酒はこうあるべき!というものはなく300年の歴史の中で変化してきています。これだけ消費動向が変化している中で我々がこのような変改を選ぶのは、この先100年続けていくための自然な流れで、新しい創造につながると信じています」

https://www.sawanoi-sake.com/

 

石川酒造 石川 彌八郎さん

「かれこれ何年か田村さんから“日本酒のソーダ割が炭酸割の中では一番優れている”という話を聞かされてきました。話を聞くと確かにそうだそーだ。ソーダと言っているうちにソーダ割になりました(笑)。それまでお酒をソーダで割る発想はなく騙された思いで飲みましたが美味しい。このように、今までやってきていなくてもいつのまにか常識的になっていることはたくさんあります。我々が子どもの頃は、おにぎりと言えば梅干しか鮭かおかか。絶対にマヨネーズの発想はない。だけど今はツナマヨが人気、とか。さまざまなものがフュージョンしてそのうち常識化されていくものなので、今回の日本酒ソーダをきっかけに日本酒業界も活発になれば良いと思っています」

https://www.tamajiman.co.jp/

 

右から2024 Miss SAKE南侑里さん、田村 半十郎さん、小澤 幹夫さん、石川 彌八郎さん、酒販店「瀬古本店」代表取締役・瀬古毅さん

消費者の嗜好の変化や市場の需要を反映して生まれた“日本酒ソーダ”。

日本酒の伝統的な風味を生かしながら爽やかな口当たりで軽やかに飲めるので日本酒が苦手な人や低アルコールドリンクが好みの人にもぴったり。

今後、西多摩地域の飲食店を中心に登場するそうなので、今年の夏はぜひチェックしてみてください。

 

 

と…ちなみにこの記事を書いてからアップするまでの間に、酒場大好き編集部タムラ、早速、飲みに行ってきました!笑

伺ったのは青梅駅すぐにある名店「やきとり銀嶺」さん(BALL.VOL.7でもご紹介 )。

「やきとり銀嶺」では田村酒造場「嘉泉」の日本酒ソーダがありました。1杯600円。
目の前で焼かれる焼き鳥は1本150円~。
目の前で焼かれる焼き鳥は1本150円~。
 目の前でふつふつと煮込まれるおでん。左から時計回りにはんぺん、豆腐、牛すじ。

味しみっしみのおでんとも、ジューシーな焼き鳥とも相性抜群!

今年の夏は“日本酒ソーダ”ぜひ、お試しあれ~!

 


「やきとり銀嶺」さんをご紹介している『BALL.VOL.7』はこちら▼

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