12/20(月)発売となる、情報誌『BALL.』VOL.4。特集は、「たまに泊まる。たまに住む。」。多摩エリアの観光・移住の2つのテーマを切り取ったさまざまな魅力をお伝えします。泊まる魅力の一つとして、誌面に登場する青梅市の旅館「儘多屋(ままだや)」で先日“欲に負ける夜”という、何とも魅惑的なイベントが開催されるという話を聞きつけ、行ってきました!
落語+晩餐+宿泊のフルコースを堪能!
人間の三大欲求は食欲、性欲、睡眠欲。
その3つが満たされまくってしまうイベントのコースは、落語+晩餐+宿泊。
エロス落語と称する「艶笑譚(えんしょうたん)落語」を聞き、地元青梅の岩蔵有機野菜をいただき、温泉に入った後は旅館・儘多屋でぐっすり眠ってしまおうという恐るべきフルコースです。
そんな恥ずかしい、欲なんて持ち合わせてないですーとカマトトぶりながらも、いそいそと開始前に現地・儘多屋に集合するBALL.編集部。
東京唯一の温泉郷である青梅市の岩蔵温泉。かつては日本武尊(ヤマトタケルノミコト)も身を清めたという伝説が残っている由緒正しい歴史ある温泉です。しかし現在は「温泉郷」と呼ばれた温泉旅館群は少しずつ廃業となり、残っているのは儘多屋のみとなってしまいました。
そんな青梅を再び元気にしたい、と地元有志が集まって立ち上げた地域活性事業が岩蔵エクスペリエンス。
https://iwakura-experience.tokyo
この事業の一つとして開催されたこのイベントの趣旨を、運営者の一人である本橋さんが説明するところからスタートしました。
15:00のチェックイン後は自由に温泉に入れることから、湯上がり姿の参加者も。体も心もあったかく火照ったところで落語家・三遊亭鳳月(さんゆうていほうづき)さんの落語が始まります。
実はこの鳳月さん、吉本興業に所属する漫才師だったそうで、フジテレビの「すべらない話」にも出演したことがあるそうです。
イケメンっぷりと流れるような話術に、否応なしに期待が高まります。
落語初心者にも分かりやすいよう、落語についての流儀の説明からお話は進み、さまざまな夫婦の艶っぽいお話が展開されていきます。
50年連れ添った老夫婦の過去の浮気の話、商店の奥さんと町内の間男との密会騒動きなど、鳳月さんの軽快な動きと次々変わる表情で登場人物たちの心の機微まで表現されていきます。
江戸時代の話とはいえ、男女の性にまつわるいざこざは現代とまったく変わらず、他人事だからこそ笑い話として聞き入れますが、これが当事者だったらと考えると、恐ろしいことこの上ない状況ばかり…。
改めて、心清く生きていこうと心に決めたのでした、笑。
岩蔵野菜と地酒を食す
そして落語の次は晩餐の時間。
大広間があっという間に夕食会場へと姿を変え、ここからはお楽しみの晩餐の前に地元・青梅の繁昌農園 繁昌(はんじょう)さんによる岩蔵野菜についての説明が始まります。
サラリーマンから農業の道へ進んだ繁昌さん。デパ地下の青果売り場で野菜についての知識を学び、立川の農家さんの元で2年間、有機農業について学び、青梅の地で就農を始めたそうです。
5年目の現在は、学校の校庭1つ分ほどの広さ1.7ヘクタールもの農地で江戸東京野菜や西洋野菜など40品目161種を育てているそう。
土に触れるという人間本来の営みを通してたくさんの彩りあふれる野菜をお客さまに届けたい、とオーガニック農法で滋味深い野菜たちを大切に育む繁昌さん。
野菜の知識がしっかり身についたところで、地元の人気ラーメン店「ラーメン いつ樹」代表の伊藤真啓さんから本日のお料理が提供されていきます。
華麗な包丁さばきで、次々にカットされていく繁昌さんの育てた野菜たち。
カブ、ルッコラ、白菜などの定番野菜からからし菜、コーチン大根など変わり種まで素材そのままの味をいただける野菜のフルコースが次々に配されていきます。
一口ひと口、歯応えのしっかりした野菜をいただきながら日の光を浴びた栄養が体内に入り込んでいくようです。
そしてそのお供にピッタリなので、多摩の地酒たち。車でお邪魔している編集部はぐいぐいとおちょこを傾ける参加者の方たちを横目で眺めながら、次回は必ず電車で訪れることを心の中で固く決意するのでした。
すっかり2つの欲で満腹になったら最後はそのまま眠りの世界へ。
各々温泉に入るも良し、呑兵衛はさらに部屋で飲み直すも良し。自由な時間を過ごした後は、用意されたふかふかのお布団に滑り込みましょう。
気持ち良いくらい惨敗しまくった「欲に負ける夜」。
こんな最高の時間が過ごせる儘多屋では、BALL.VOL.4購入者限定で、岩蔵野菜と、向かいに隣接するCAFÉ YUBAのケーキセットが付く、宿泊特典をご用意。
BALL.WEB MAGAZINEのお問合せフォームより、①お名前 ②メールアドレス ③BALL.購入先(書店名など)④特典名 ⑤VOL.4の感想を明記の上、お申込みください。
また、こんなイベントに参加したい、儘多屋に宿泊したいという方はこちらからご予約をお願いします。
情報誌『BALL.』VOL.4のご購入はこちらから
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