情報誌『BALL.』VOL.7「肉のしごと」先行発売記念イベント“肉の会”やります!

情報誌『BALL.』VOL.7「肉のしごと」先行発売記念イベント“肉の会”やります!

情報誌『BALL.』は、「はずむように働く」を「創る」「極める」「重ねる」「集まる」「始める」の5つの働き方に分けて紹介している多摩エリアの情報誌。

こんにちは、初めまして。今号から『BALL.』に仲間入りした編集部タムラです。

某工場で取材した際のタムラ(左)とカメラマン。ワタクシ異様に大きくないか?いや、実際大きいのですが(汗)

「食のしごと」を特集する予定だったVOL.7号。

「食」って私たちの暮らしと密接に関わっていて、大人も子どもも老若男女、誰にとってもなくてはならない大切なもの。広ーく「食」として捉えるのではなく、もっと深ーく知りたいし、現場の声を伝えるべきだと考えた結果、「食」を解体するところから企画会議をスタートさせました。

食事を提供する場所や食事をつくる人、食材をつくる人や加工する会社。パンやスイーツなどの嗜好品や伝統的な郷土料理、そして世界的に注目されているフードマイレージやガストロノミー…。さまざまな「食」の切り口がある中、今回『BALL.』では、そのすべての源流ともいえる「食材」そして、「肉」に着目をしました。

肉って美味しいよね!大好き!

食糧生産の現場を追ったドキュメンタリー映画『いのちの食べかた』が注目を集めたり(数年前という感覚だったけれど何と2005年公開、18年前だった…!)、近年では家畜を快適な環境下で飼養することによって家畜のストレスや疾病を減らし、結果として生産性の向上や安全な畜産物をつくる「アニマルウェルフェア」が叫ばれているけれど、(肉を食べない方以外は)ほぼ毎日のように肉を口にしているにも関わらず、やはり今でも多くの方は「肉」がどのように作られて、どのような過程を経てから食卓に並ぶのか、分からない方が多いのではないか?と思ったこと。

と畜場や食肉加工工場も取材しました。これは大きな塊肉から骨を取り外す「脱骨」の作業。

地域資源に恵まれた多摩エリアには都市農業・地産地消にまつわる仕事の中に畜産もあって(広くて平らで民家とある程度距離が離れている土地は少ないから運営は大変だとは生産者の皆さんは仰っていましたが…)、ここで牛・豚・鶏の肉が作られていて、さらに日本国内に留まらず、国内外に肉を流通させている企業もあること。

野菜や魚に比べて可食部(皮・骨・筋などを除いた部分)の割合が少ない肉。牛の場合は体重の半分以上が食べられないのです。

松阪牛や神戸牛、黒豚やアグー豚、名古屋コーチンや比内地鶏のような圧倒的な知名度は無いかもしれないけれど(これは生産数が限られているからだそう)、東京にも牛・豚・鶏それぞれにブランドがあり、それらが生まれた背景や普及させようとしている人たちがいて、上の世代から受け継いだ生産現場を2代目3代目が継続させていくために奮闘していることを知ってもらいたいと思ったこと。

立川市で伊藤養鶏場を営む伊藤さんは、とにかく熱い方だった…!触れると長くなるので、これはまたの機会に(笑)

多摩エリアには、それらの素晴らしい「肉のしごと」があることを、多くの人に知ってもらうため、肉の情報をギュ~ッと詰め込んだのが11月15日(水)発売『BALL.』VOL.7です!
お求めはこちらから

イイニクの日に生まれ、肉が大好物のタムラ(取材中は食欲が刺激されて毎日肉ばかり食べていました)。先述した映画『いのちの食べかた』を観返し、世界中のと畜現場を徹底取材した内澤旬子氏の名著『世界屠畜紀行』を読み耽り、その他さまざまな資料に目を通したけれど、取材を進めていくと知らないことやハッとさせられることばかり。個人的には「乳牛の牧場からも牛肉が生まれている」というのは、意識すらしてこなかったので、驚いたことのひとつ。

これは「竹内牧場」の東京和牛。みんな人懐っこくて可愛らしかった…!

現在は産み分けの技術も進んでいて、牛乳を搾るために必要な雌牛を人工授精で生ませているようですが(これも驚いた)、生き物なのでやはり100%ではなく、雄が生まれてくることもあるそうで…。そうなると、その牛は牛乳を作ることができないので肉として出荷される―そう教えてくれたのは、企画「牛好きから見る、肉のしごと。」のコラム取材でご協力いただいた牛写真家の高田千鶴さん。

高田さんは農業高校の大家畜部を卒業後、酪農ヘルパー(酪農家が働けない日に酪農家に代わって搾乳や飼料給与などの作業を行う仕事)を経験した後、牛写真家に転身。息子さんと共に八王子市の「磯沼ミルクファーム」に通い、牧場の仕事を経験できるスクールを通して酪農の現場を目の当たりにしてきた方。

当時、息子さんは小学校3年生という、まだ幼いともいえる年齢だったにも関わらず、今まで大切に育ててきた牛の出産を手伝ったところ生まれてきたのは雄牛で、その仔牛が肉として出荷されていくことを経験したそう。この一連の話と息子さんの思いを聞いた取材時、密かに目頭が熱くなっていたのはここだけの話。

しかし、その後、磯沼ミルクファームでいただいた牛肉100%のソーセージは、噛むたびに肉の旨みが口に広がって、とても美味しかった(ごちそうさまでした!)。肉は命。可哀想だから肉を食べないという選択肢もあるけれど、それについてどう考えるか―そんな内容のコラムになっているので、ぜひ誌面をご覧ください!

こちらは「磯沼ミルクファーム」で放牧されていた牛と羊。こちらも可愛かった~!!

『BALL.』VOL.7では、こうした動物たちの「命」が私たちの身体を作る源となる「肉」になるまで、それを「しごと」として奮闘する人たちにフォーカスをあてる一方で、純粋に「肉」を美味しく食べる方法や店についても紹介しています。

しかし、取材で見聞きした話は、まだまだたくさん!ここでは語り尽くせない!

というわけで、肉のしごとの話、肉の美味しい話、それについて思うこと―『BALL.』VOL.7を通して読者と編集部、取材協力者が繋がり、“リアル誌面”を体験できる交流会をやりたいと思います!

その名も…

情報誌『BALL.』VOL.7先行発売記念イベント“肉の会”!

今までの『BALL.』先行発売記念イベントは毎号1度きりでしたが、今回は「肉のしごと」にちなみ、「牛」「豚」「鶏」と3回に分けて、より多くの人に「肉のしごと」の大切さを伝えたい!そして、2023年4月から始まったBALL.MEMBSERSの交流会としても盛り上げたい!と思っています。

BALL.MEMBSERSの活動についてはこちら

第1弾は発売前日11月14日(火)に「牛の会」を。第2弾はクリスマス直前で俄然、鶏が食べたい気分になるでしょ!?ということで12月19日(火)に「鶏の会」を。第3弾は年明け2024年1月23日(火)に「豚の会」の開催が決定!

毎回こんな感じでワイワイとイベントをやってます。

会場は『BALL.』編集部がある「コトリンク」3F「BALL.HUBたちかわ」(多摩モノレール立川南駅直結)。取材の裏話などを交え、それぞれの会にぴったりの肉を使ったオードブルと、それに合うドリンクを楽しみながら、和気あいあいとした交流会を目指します。

そんな「牛の会」の詳細は以下の通り▼

― BALL.VOL7先行発売記念イベント『牛の会』―

応募はこちら

場所   BALL.HUBたちかわ

    (東京都立川市柴崎町3-9-2 コトリンク3F)
     Googleマップ

開催日  2023年11月14日(火)

時間   19:00~21:00

定員   25名(立食形式となります)

参加費  2,500円(情報誌『BALL.』VOL.7、乾杯ドリンク、牛肉を使ったオードブル付き)

 ※コトリンク1階「JIBAR CAFÉ」購入の飲食物の持ち込み可。

 ※2杯目以降のドリンクはキャッシュオンで提供します。

参加条件 

・肉(牛肉)が好きであること

・BALL.MEMBERSであること(当日入会可※登録無料)

BALL.MEMBERS詳細はこちら

活動内容・お知らせはこちら

一般発売より一足先に『BALL.』VOL.7を手にすることができ、誌面に登場いただいた方やBALL.MEMBERS同士が交流しながら、美味しい牛肉と多摩エリアのお酒を楽しむ「牛の会」。牛写真家・高田千鶴さんの写真パネル展示も予定していますが、投下型のトークなどは行わず、町の酒場のように気軽に飲みながら情報交換したり、美味しい店について語ったりしたいと思います!垣根無くざっくばらんに楽しみましょう!

お申込みはこちら

たくさんの肉好きな方のご参加をお待ちしています!

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