「あぁ、海を見てさざ波の音を聞きながら安らぎたい…!」
長く続くコロナ禍。なかなか旅行にも行きにくい状況でこのように思った方も多いのでは?
まだまだ県外へ行くのは気が引ける、忙しくて遠方に行く時間が取れない、そんな方へおすすめしたい旅先が「東京の離島」です。
今回BALL.編集部では数ある伊豆諸島の中から、多摩から一番近い「伊豆大島」へ取材に行きました!
(感染症対策を徹底したうえで取材を実施しております)
飛行時間はたったの25分
伊豆諸島の一部の島は調布飛行場からプロペラ機で行けることをご存知でしょうか?
中でも伊豆大島までの所要時間はなんと、約25分!
わざわざ竹橋まで行き、ジェット船やフェリーで何時間もかけずに行くことができるのです。
機体のバランスのため、体重を申告し指定された席へ着きます。
19人乗りの小型機でいざ!
小型ゆえの揺れや不安定さを心配しましたが、味の素スタジアムを越え瞬く間に美しい海の上へ。
景色に見とれていたらあっという間に着陸していました。
編集部で一番乗り物に弱い私・高椙ですが、酔う暇もなく無事伊豆大島空港へ到着しました。
大自然の恵みを満喫
到着後は素潜り班・ダイビング班に分かれて「秋の浜」という海岸へ。
多摩にはない海を目の前に心躍ります。伊豆大島の海は、思っていたよりも深い青でした。
写真はありませんが、ダイビングでは深さ10mちょっとまで潜り、カクレクマノミやハゼ、カニにウツボ…さまざまな生き物に出会えました。
こんな世界が海の中には広がっていたなんて!
潜れば青の世界の中で冒険気分・非日常感を味わうことができる体験ダイビング、おすすめです。
海の後は伊豆大島観光スポットの一つである地層を見に、車でドライブ。
間近で見る地層の断面は迫力がありました。
気の遠くなるような長い年月をかけて何層にもわたって降り積もってきた火山灰等の堆積物が、地層の美しい縞模様となっています。
その年月は、1万5千年にものぼるようです。
その後は地元の人も通う「浜の湯」という温泉へ。
ちょうど夕暮れ時、温泉につかりながら海に沈んでいく太陽を見て時間を忘れるひとときを過ごしました。
絶景に心身ともに癒されます。
『本』がコンセプトの宿へ
1日目の旅程を一通り終えて、宿にチェックイン。
今回は「Book Tea Bed IZUOSHIMA」という、『本』×『カフェ』×『泊まる』がコンセプトのお洒落な宿に泊まりました。
偶然ではあるものの、情報誌『BALL.』の取材旅行で本がテーマの宿に泊まれるとは、ご縁を感じます!
いたるところに数々の本が並んでおり、小説やエッセイ、写真集、漫画…思わず手に取りたくなるラインナップでした。
次回宿泊した際には、読書にどっぷり浸る時間もつくりたいものです。
夕食はテラスでBBQ。
道具や食材も宿で用意してくれるという、嬉しい至れり尽くせりっぷり。
アクティブに動いた1日だったので、いつも以上にお肉がおいしい!
宿のそばを歩けば、満天の星空が広がります。
中には流れ星を見たメンバーも…!
伊豆大島ならではのアクティビティ
2日目は、バギーに挑戦!宿で行っている四輪バギーツアーに参加しました。
海を横目に、潮風に吹かれながらバギーを夢中になって操ります。
大自然の中を駆けめぐりバギーの魅力にハマった編集長は、多摩でも乗れないか調べていたほどです。笑
バギーツアーを終えた後は、日本で唯一の砂漠へ。
伊豆大島のほぼ中央になだらかにそびえる三原山の「裏砂漠」。
ここは国土地理院が発行する地図に唯一「砂漠」と表記された場所だそうです。
三原山の度重なる噴火によって降り注いだマグマのしぶきが大地を焼き、植物を燃やし、つくりあげられた黒い大地。
ザクザクとした荒野を歩きたどりついた砂漠は、まるで異世界にたどりついたような不思議な感覚を味わいました。
ここはパワースポットともいわれているようです。
日帰りでも、1泊でも。
今回は、2日目のお昼の便で帰路へ着き実質1日ちょっとの滞在時間でしたが、もっと長くいたと感じるほどの充実したショートトリップでした。
伊豆大島は車で島1周約1時間程度の大きさなので、短い時間で島全体を堪能できます。
頑張れば日帰りでも行ける、伊豆大島。
旅行というと、日程の確保・予約に荷物の準備…忙しい毎日を過ごしているとハードルが高く感じることもあるかもしれません。
ふと思い立った時、きれいな景色を見たい時、ぜひ気軽に行ってみてはいかがでしょうか。
大自然からのパワーをもらい、リフレッシュ。
エネルギーチャージできました!
誌面では、今回の取材を楽しいコラージュのようなデザインで紹介しています。
読めばきっと、離島に行きたくなるはず。
ぜひお手元でご覧ください。