【罠シェアリング】ワインとジビエの会で初のイノシシ肉を喰らう

【罠シェアリング】ワインとジビエの会で初のイノシシ肉を喰らう

奥多摩・あきる野市を中心に「罠シェアリング」という猟法を楽しむコミュニティがあるのをご存知でしょうか?

負担なく気軽に狩猟を楽しみ、「狩猟・猟師はこうあるべき」といった旧来の概念を一新し、老若男女が楽しめるアウトドアアクティビティの一分野として、若きハンターたちが5年前に立ち上げたコミュニティです。

けやき出版編集部では「まずは、ジビエを喰らいに行こう!」と、狩猟取材の前に胃袋を満たしてくることに(笑)

「LIFE DESIGN VILLAGE」主催による年末恒例のイベント「東京の秘境を探検後美味しいワインとジビエを堪能!充実ツアー」に、早速参加してきました。

東京の秘境「檜原村」の2大名所巡りへ

檜原村の山

東京本土唯一の村、檜原村にやってきました。年末なのでとても寒い!

けやき出版の地「立川」から約1時間で到着しましたが、同じ多摩とは思えないほど、マイナスイオンたっぷりの大自然が広がっています。

神戸岩を説明する小川さん

総勢15名ほどの参加者の中、最初に訪れたのが、東京都の天然記念物に指定されている「神戸岩(かのといわ)」。あきる野市に住む罠シェアリングのプロデューサー・イクメン猟師の小川岳人さんが、わかりやすく説明してくださいます。

神戸岩

「ひぇ、落ちそう〜!でも、滝や流れがきれい!」

パワースポット・アドベンチャースポットとして注目されているだけあり、重厚感ある絶壁を歩くだけでも迫力満天でした。

カモシカ

イベントの途中で、かわいいカモシカに遭遇!日本の天然記念物に指定されていますので、ここでハンティングして食べてはいけません..。

ひょっこりはんのように出没しましたが、愛くるしい姿に癒やされてしまいました。

払沢の滝

次に訪れたのが、東京都で唯一「日本の滝百選」に選ばれた「払沢(ほっさわ)の滝」。天空から流れてくる水しぶきに心の中まですっかり浄化されてしまいました。

お楽しみのジビエ料理イベント会場へ!

ヴィッラ・デルピーノ

2大観光名所巡りを楽しんだ後は、ヘトヘトでお腹がペコペコです!

夜には、ジビエとワインを楽しむ会の会場である檜原村のイタリアンレストラン「Villa delpino(ヴィッラ・デルピーノ)」に到着。オシャレで落ち着いた雰囲気のお店です。

ヴィッラ・デルピーノのワイン

店内にはビンテージ感漂うワインがズラリと並べられております。

イノシシの肉の塊

高級なワインの前には、ピンク色の熟成されたイノシシ肉を発見!

「Villa delpino(ヴィッラ・デルピーノ)」の松村さん

マスターの松村さんは、毎年このイベントが楽しみということで、年末多くのお店が休業する中、このイベント時はお店を貸し切りにして開けるのだそう。

ヴィッラ・デルピーノのワイン

ワインで乾杯。うん、フルーティでおいしい!おいしすぎて、ボトル1本がすぐに空いていきます・・。

イノシシの肉の塊

イノシシの肉は12時間低温調理し、塩だけでシンプルに味付け。大自然のうま味がギュッと閉じ込められています。

イノシシの肉のステーキ

こちらは、イノシシ肉のカチャトーラ狩人風です。香ばしい香りが辺りに漂い、食欲が倍増です。

肉質が想像以上に柔らかく、香り高いローズマリーにより臭みが消えて、イノシシってこんなにもおいしいのかと感動!

ジビエ料理って臭くて食べられないかと思いきや、きちんと下処理をすれば、とてもおいしいお肉料理であることがわかりました。

鹿肉

この他にもシカ肉、たぬきやハクビシンなど、スーパーのお肉コーナーでは決して販売してないようなジビエ料理の数々を堪能。たぬきは、ちょっと臭みがスゴかったかな..。

いや、でも、イベント内のコミュニティが温かくてとても楽しかったですし、日常では決して味わえない貴重な体験をさせていただきました。

「罠シェアリング」の活動は新雑誌『BALL.』でも掲載予定

小川さん

これが多摩ならではの醍醐味というものでしょうか。

多摩の奥地で、こんな動物たちをどうやって獲っているんだろう?

イノシシに胃袋をつかまれたことで(笑)、ますます「狩猟」というものに興味を持った編集部。狩る現場がどうなっているのか、ますます知りたくなってきました!

このイベント後、実際に罠シェアリングの活動に密着取材してきましたので、狩猟の実態を新雑誌『BALL.』にてご紹介できればと思います。

お楽しみに〜!

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