サイクルショップ ROUTE610 「スペシャリティを与えられるお店」清瀬で“好き”を追求した男

サイクルショップ ROUTE610 「スペシャリティを与えられるお店」清瀬で“好き”を追求した男

ずっと好きだった自転車。独立という決断

清瀬でスポーツ自転車専門店を営む武藤良太さん。2階で家族と暮らし、1階でROUTE610を営み、今年で13年目になります。

武藤 「中学3年のときに自転車にハマって、高校でもずっと自転車が好きでした。専門学校に進んでからは、自転車屋でアルバイトをしていました。でも将来を考えた時に、この業界ってなかなか儲からないんですよね」

そこで卒業後は、サラリーマンとして働き始めます。仕事は順調で、毎週末サイクリングを楽しむ生活を送っていました。

武藤 「そのままサラリーマンでも良いかなって思ってたんですけど、やっぱり自転車が好きだったんです。当時の仕事を辞めて、東村山のサイクルショップで働くことにしました」

7年ほど働いたのち、独立。清瀬に店を出したのは、新座市の実家に近かったという偶然の理由でした。

大好きな仲間と、大好きな家族。ROUTE610がつなぐ幸せ

武藤さんにとって、お店に来てくれる人は大切なお客さんであると同時に、サイクリング仲間でもあります。一緒にツーリングに行くことも日常です。

武藤 「清瀬って都心も1時間で行けるし、山の方へ行くにも近い。自転車乗りには最高の場所だと思います。

ママチャリ感覚だと、自転車で都心まで行くって大変そうに聞こえるかもしれません。でもロードバイクって全然違うんですよ。僕だってママチャリは2kmくらいしか快適に乗れませんが、そういう設計なんです。一方、ロードバイクは1日に300km以上乗るためにつくられています。車両の総重量も、一般的なママチャリが25kg程度なのに対して、ロードバイクは7~9kg前後と、大きく違うんです」

自転車の話になると、満面の笑みで話す武藤さん。

武藤 「好きなことを仕事にするって、人によっては、その趣味を嫌いになってしまうケースも珍しくありません。でも僕は今でも自転車が大好きです。自営業なので家族との時間もつくれるし、この仕事ができて本当に幸せだなと感じます」

“自転車のまち”清瀬を、より盛り上げていくために

新型コロナウイルスの流行で、世界中でスポーツバイクが大ブームとなっています。

武藤 「生産を行う欧米の工場の稼働率も低く、売る商品がないくらいです。やっぱり移動手段としても便利なんですよね」

自転車を移動手段として考えると、清瀬は非常に便の良い場所。さらに、自然も魅力的だといいます。

武藤 「金山緑地公園はすごく良い場所です。広くて景色がきれいで、よく子どもを連れていきます。サイクリングロードができたら嬉しいですね(笑)」

武藤さんは、将来についてもさまざまなことを考えています。

武藤 「清瀬にもサイクリストが休憩できるサイクルステーションがあったら、そこを拠点にサイクリングをする人が増えると思います。あとは、ショッピングモールとかできると嬉しいかな(笑)。

また本当は、店内にソファを置いたり、契約が決まったらシャンパンでお祝いしたり、お客様にもっとおもてなししたいんです。“スペシャリティ”を与えられるお店にしていきたいと思っています」

武藤さんは、自転車と清瀬への愛にあふれていました。

 

ROUTE610
営業時間:月~金曜 11:00~20:00 土・日曜 12:00~20:00
所在地:東京都清瀬市竹丘2-14-39
電話番号:042-493-5949
インスタアカウント:@cycle_shop_route610

キタマガ:https://www.instagram.com/kitamaga/

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