木のおもちゃで遊び尽くそう!檜原森のおもちや美術館が11月3日オープン

木のおもちゃで遊び尽くそう!檜原森のおもちや美術館が11月3日オープン

総面積の93%が森林という檜原村。そこで育った木材をふんだんに活用した、木造2階建ての体験型美術館が、2021年11月3日にグランドオープンしました。

その名も『檜原森のおもちや美術館』!

子どもはもちろん、大人まで楽しめる檜原森のおもちや美術館について、詳しくご紹介していきます。

まるで小さな檜原村のような1階


2階建ての檜原森のおもちや美術館。

その1階は、山や森、川、そしてまちまでが木で再現された、まるで「小さな檜原村?」と思わせる空間が広がります。野菜や果実の収穫ごっこや、木工室でのおもちゃづくりなど、子どもたちが楽しめる要素が盛りだくさんの空間です。

細部までこだわって作られたおもちゃ。檜原村の特産品である、「ゆず」や「じゃがいも」も、とてもリアルにできています。

▲まだ青いゆずや、じゃがいもの芽まで。細かすぎるこだわり…!

施設の外にある遊具やフィールド(現在、さらなる拡大も準備中?)も含め、身体を動かして遊ぶこともできます。

赤ちゃんも大人も楽しめる2階

楽しみはまだまだ2階にもあります。おもちゃ美術館に隣接するおもちゃ工房で作られた、木のおもちゃで遊べるスペース(地産地消!)や、おもちゃの企画展示。そして3歳未満の赤ちゃんが遊べる、赤ちゃん木育ひろばまで。

▲赤ちゃん木育ひろばで一目惚れしました

赤ちゃん木育ひろばの床は温かく柔らかい杉が使われていて、赤ちゃんに優しい空間です。

館内には他にも、ミュージアムカフェ「さとやま食堂」や、ミュージアムショップ「CruChoi(くるちょい)」が併設されています。一息ついたり、気に入ったおもちゃを買って帰ったり。配慮の細かさまで完璧です。

しかし不安な場所が一つ。

グッド・トイ・ルームには、全国の優れた木のおもちゃやボードゲームが集まります。取材時に少しだけ遊ばせていただきましたが、本当に楽しくて…。子どもも大人も楽しめるどころか、「帰りたくない!」と大人が駄々をこねてしまわないよう、ここだけは要注意です。

アクセス

檜原森のおもちや美術館

〒190-0200
東京都西多摩郡檜原村3783番地
TEL:042-588-4044
Mail:info@hinohara-toymuseum.com

【電車・バス】
場合武蔵五日市駅から、バスで約30分(西東京バス「小沢」バス停)。

【車】
中央自動車道を利用
「八王子インター」から滝山街道経由およそ28km 50分
「上野原インター」から甲武トンネル経由およそ30km 50分
圏央道を利用
「日の出インター」から五日市街道経由およそ22km 40分
「あきる野インター」から滝山街道経由およそ19km 35分

地域交流拠点、多世代交流拠点としての役割

檜原村は、東京都の西部にある人口わずか2,000人ほどの村。決して子どもも多くないこの地で、どのように檜原森のおもちや美術館は誕生したのでしょうか?

檜原森のおもちゃ美術館の場所にはもともと、小学校(旧北檜原小学校)がありました。地域の子どもたちが学んで、遊ぶ、大切な場所でしたが、1984年に檜原小学校に統合され、廃校となった後、渋谷区に貸し出され「渋谷区自然の家」として活用されてきました。

しかし2017年、老朽化に伴い閉鎖されます。

一方、檜原村で2014年に始まった「檜原村トイビレッジ構想」の中で、「おもちゃ美術館をつくりたい」という計画がありました。

そして2019年、旧北檜原小学校舎の隣では、おもちゃ工房の運営が始まっていました。校舎は同年、耐震診断等の結果から解体されましたが、解体前には、地域の有志たちで「北檜原小学校を送る会」として運動会を開催するほど地域の人々に愛されていました。

その場所に2020年、檜原森のおもちや美術館の建設工事が始まり、2021年、ついに完成。

ふたたび子どもたちの成長を育む場としての役割を担っています。

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